FUJIFILM  FinePix F11

 暗い場所での撮影で手ブレや被写体ブレを軽減するには、カメラの感度を上げてシャッタースピードを速くしてやれば良いのだが、実際コンパクトデジタルカメラで感度を上げて綺麗に撮影できるモデルはFUJIFILM製のカメラ以外に選択肢が無い。 …と思う。

(メーカーによっては手振れ補正機能搭載というアプローチもあるが、これだとシャッタースピードは遅いままなので動く被写体を撮る時の被写体ブレを防ぐことができない。)

○広角端はf2.8とレンズが明るいのでそれだけでもシャッタースピードが稼げる。

◎低感度では極めて良好、高感度iso800でも実用になる画質。

◎360枚ほど撮影したのに電池の目盛りはFULLのまま な超省エネカメラ。

○動作もキビキビしていて気持ちがいい。

×逆光で木の枝なんかを撮ると枝の輪郭にパープルフリンジがでる。
(下部撮影サンプルへのリンク参照)

×露出補正がメニューの奧にあってワンタッチで変更出来ない。
露出は少しオーバーぎみになるようなので1/3〜2/3程マイナス補正したまま撮影している。


このカメラを購入するにあたって比較した3機種

SONY Syber-shot DSC-T9
 レンズが飛び出さないしコンパクトなのでかなり期待していたが、光学手振れ補正+高感度をうたっている割には感度を上げるとかなりノイズがでてくるし、影の部分の描写が今イチだったので ×


FUJI Finepix Z2
 コンパクトでスタイリッシュな外観に惹かれたが 高感度撮影時、F10やF11と比べ著しく画質が落ちる上に昼間の撮影でもあきらかな画質格差があったので ×


Panasonic LUMIX DMC-LX1
 手振れ補正機能をとるか高感度撮影をとるかという選択で、手振れ補正だけでは被写体ブレを防げないという理由で今回は ×



 一般的な一家に一台といった用途なら迷わずこのカメラを勧める。
メモリーがXDピクチャーカードなのと電源オンでレンズが飛びだすカメラは今イチ好みじゃないと思ってノーマークだったけれど、このカメラは凄かった。

高感度撮影サンプル


2006/4/23 追記

 レンズの歪曲について発見。 撮影直後にカメラ内部での画像処理段階でかなり補正しているようだ。 
撮影時、背面モニターに写ってる画像と撮影直後一瞬表示されるプレビュー画像では直線が結構樽型に歪んでいるにもかかわらず、再生モードで同じ画像を見てみると歪みがかなり補正され画面端にある直線もほぼ真っ直ぐに写っている。 

 レンズ性能について。
同価格クラスのカメラの中では飛び抜けてレンズ性能が良いと思う。
いわゆるピントが良いレンズで一クラス上(7〜10万円クラス)の大きなレンズのついている機種並の写りだ。 (色収差は負けてるけれど)